三脚の選び方のポイント
写真を撮っていると三脚が欲しい!と思うようになります。
しかし三脚にも種類があってどれを選んだらいいか分からないという方に以下の項目を解説していきます。
1.材質
2.雲台
3.パイプ径
4.段数
5.ロック方式
6.まとめ
材質
初めに一般的な三脚の材質はアルミ製とカーボン製に分かれます。
アルミ製のメリットとデメリットは、
- 価格が安い
- 傷や衝撃に強い
- カーボン製に比べて重量があるため持ち運びが不便
- 振動吸収がカーボン製より悪い
カーボン製のメリットとデメリットは、
- 価格が高い
- 落としたり、ぶつけたりした時にアルミ製より破損しやすい
- アルミ製に比べて軽量なため持ち運びが楽
- 振動吸収がアルミ製より良い
どちらもメリット、デメリットはありますが、撮影する上で大きな不便を感じる差はそこまでないので
持ち運びや移動距離などでどちらの素材の三脚を買うか決めると良いです。
雲台
雲台とは、三脚にカメラを取り付けると同時にカメラの方向をコントロールして好きな位置、角度で固定する役目のある箇所です。
雲台には自由雲台と3Way雲台があります。
自由雲台はワンタッチで様々な方向に素早く動かすことができますが、細かい調整が難しく好きな位置で固定するには慣れが必要です。
3Way雲台はロックする箇所が上下、左右、回転と3つに分かれており、その3つを個別に調整するため素早く位置や方向をコントロールするのに時間がかかりますが、水平を綺麗に出しやすく風景撮影などで好まれます。
カメラ初心者の方には、個別に調整のできる3Way雲台がおすすめです。
パイプ径
パイプ径は三脚の脚の太さのことを言います。
パイプ径が太い方が三脚の安定感が増しますが、その分重さや大きさが増すため携帯性は落ちるので長時間、長距離持ち運ぶ時は負担が大きくなります。
携帯性を重視する場合は20~22㎜、安定感と携帯性両方の場合は25~28㎜、安定感を重視する場合は30㎜以上にすると良いです。
20~22㎜だと軽く、携帯性も良く登山などに向いているが安定感も落ちるため、ミラーレスカメラなどの軽めの機材が適しています。
25~28㎜だと安定感も携帯性もバランスが良く、フルサイズ機などでも問題なく使用できます。
30㎜以上だと携帯性は落ちるが安定感は高いため、望遠レンズなどの重く、安定しにくい機材の使用に適しています。
三脚には耐荷重もありますが、耐荷重はあくまで目安のためパイプ径を参考にして三脚を選ぶことをおすすめします。
段数
三脚の脚には段数があり、3段、4段、5段と様々な段数があります。
段数が多いほど、畳んだ際の三脚のサイズが小さくなり持ち運びがしやすくなりますが、段数が多ければそれだけ三脚を伸ばした際の脚が細くなり安定性に欠けます。
基本的に安定感を重視するのであれば3段、安定感と携帯性をバランスよく取りたいなら4段、携帯性を重視したいなら5段を選ぶと良いです。
ロック方式
三脚の脚のロック方式は、レバー式とナット式があります。
レバー式は素早くロックができることと、ロックされているかが一目で分かりやすいです。しかし、分解が容易ではないためメンテナンスがしにくいというデメリットもあります。
ナット式は簡単に分解ができるので、メンテナンスがしやすい点がありますが、ロックされているかが目視で分からないのでロックできていなかった場合に三脚が倒れたりして機材の破損に繋がるリスクもあります。
個人的にはロック方式が使いやすいと思います。不安な場合はお店などに足を運んで実際に触って確かめてみるのも良いです。
まとめ
今回解説した5つの点を振り返ってまとめると、
- アルミ製
- 3Way雲台
- パイプ径25~28㎜
- 脚の段数4段
- レバー式
の三脚が初心者の方にも使いやすくおすすめです!
自分自身が使用している機材によっても変わるので、自分に合った三脚を選んでいただけると良いかと思います…!
今回の記事はここまでになります。読んでいただきありがとうございました!
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